デクスター_警察官は殺人鬼
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デクスター ?警察官は殺人鬼

ジャンルクライムドラマ
サスペンス
スリラー
出演者.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul{line-height:inherit;list-style:none none;margin:0;padding-left:0}.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol li,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul li{margin-bottom:0}

マイケル・C・ホール

ジェニファー・カーペンター

ジェームズ・レマー

ジュリー・ベンツ

デイヴィッド・ザヤス

C.S.リー

エイミー・ガルシア

ジョフ・ピアスン

ローレン・ベレス

エリック・キング

ジェームズ・レマー

国・地域 アメリカ合衆国
言語英語スペイン語
シーズン数8
話数96

放送
放送チャンネルショウタイム
放送期間2006年10月1日 (2006-10-01) - 2013年9月22日 (2013-9-22)
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『デクスター ?警察官は殺人鬼』(デクスター けいさつかんはさつじんき、原題: Dexter)は、アメリカのドラマシリーズ。ショウタイム2006年から放送された。日本のDVD発売時のタイトルは『デクスター』である。
概要

ジェフ・リンジーの小説『デクスター 幼き者への挽歌』が原作であり、第1シーズンのプロットはほぼこの小説の内容を踏襲している(ただし、サブキャラクターの性格設定や、ストーリーの細部は改変が加えられている)。なおリンジーは原作小説の続編を発表し続けているが、ドラマの第2シーズン以降はリンジーの続編小説とは内容が離れ、テレビシリーズ独自のストーリーが展開されており、主人公が殺人を繰り返す日々の中、新しい理解者、友、目標とする存在などが現れ、妹、恋人、同僚という近しい存在と彼らと、どちらを選ぶかという対立構造で描かれると同時に、自らの正体に迫る状況からの回避やシリアルキラー同士の対決が並行する。

原作小説は、独自の価値観を持つ主人公デクスターの一人称で書かれており、そのためドラマ中でもデクスターの内面独白が多く挿入されている。各エピソードの原題は基本的に短く、過去のヒット曲のタイトルやありふれた慣用句がそのまま使用されたり、とドラマのストーリーをそのまま提示しない抽象的な題名が付けられている。

日本ではサスペンスシアター FOXCRIME2007年から放送された。放映時間が53分とショウタイムの番組は他のドラマより長い。FOX CRIMEの放送における視聴年齢制限は無かったが、DVDおよび試写会においてはR-15指定を受けている。

主役のデクスターを演じるマイケル・C・ホールと、義妹のデボラ役のジェニファー・カーペンターは、この番組がきっかけで2008年に結婚したが、2010年末には離婚した。

最終第8シーズンは本国で2013年6月3日から放映され、日本でも同年放送された。

2021年からは続編デクスター:ニュー・ブラッドが放送されていたが、2023年2月3日、Showtimeは一旦シーズン2に更新せず打ち切りを発表したが、その後主人公を息子のハリソンに交代した上で更新する事が発表された。
あらすじ

マイアミ警察の血痕鑑識官として働くデクスターにはもう一つの顔があった。それは自らの殺害欲求を抑えられないシリアルキラーとしての顔。しかし、彼が狙うのは彼独自の基準に適った凶悪な犯罪者のみ。彼は優秀な鑑識官として事件を解決する一方で法で裁き切れない凶悪犯を己の衝動に因って次々と殺害していく。
第1シーズン

デクスターの表の顔と裏の顔が紹介される。同僚のドークス刑事はデクスターの行動に疑いを持つが、何も確証をつかめない。売春婦の連続殺人事件が起こり、デクスターの助けもあって妹のデボラは死体を運ぶトラックを見つけ、殺人課への転属希望がかなえられる。犯人の「冷凍庫キラー」はデクスターのアパートに侵入し、デクスターをもて遊び始める。

一方でデクスターはリタとの恋愛関係を始め、保釈中の前夫ベネットを陥れて刑務所に逆戻りさせる。

デボラは義肢医のルディ・クーパーと交際を始めやがて婚約する。デクスターはルディが実の兄のブライアンであり、母の惨殺によってさらに大きな悪影響を受けて育った「冷凍庫キラー」であることを知る。ルディに誘拐されたデボラをデクスターは解放し、自殺に見せかけてルディを殺す。
第2シーズン

リタは前夫ベネットをデクスターが陥れたことを疑い、デクスターは成り行き上麻薬中毒であることを認めてしまう。麻薬治療の会でデクスターは芸術家のライラに出会う。

デクスターの捨てた死体が発見され、殺人犯だけが被害者である「ベイハーバー・ブッチャー」事件となり、FBIからフランク・ランディが派遣されて捜査チームが組織される。デボラはフランクと親しくなる。ドークスはデクスターのアパートに忍び込んで血のスライドのコレクションを入手するが、これが彼の車から発見されたために逆に被疑者として指名手配される。ライラはデクスターに異常な愛情を示すようになり、つけ回すようになる。

デクスターはドークスの前で殺人を犯し、ドークスを幽閉せざるを得なくなる。ライラはデクスターをつけ回すうちに、閉じ込められたドークスを見つけ、ガス爆発で殺す。FBIはドークスの死体とデクスターの殺した死体を見つけ、ドークスが「ベイハーバー・ブッチャー」の犯人だと結論付けて事件は終結する。ライラはリタの子供たちを誘拐し閉じ込めて放火し、デクスターにリタとライラのどちらかを選ばせようとする。デクスターは子供たちを助け、後にパリに旅をしてライラを殺す。
第3シーズン

リタは妊娠し、デクスターの求婚を受け入れる。デクスターは麻薬業者フリーボを追う途中で自己防衛のためにオスカー・プラドを殺してしまう。フリーボを殺した時、その兄でラゲルタの昔の恋人であるキューバ系のミゲル・プラド検事補に出会い、正当防衛で殺したと嘘をつく。ミゲルは弟の仇を取ってくれたことに感謝して事件を隠蔽し、妻シルビアとともにデクスター、リタと親しくするようになる。ミゲルはデクスターとともに凶悪犯を殺す作業に加わるようになる。だがミゲルはデクスターに知らせず、自分のライバルで無実の弁護士エレン・ウルフを殺す。デクスターはミゲルを殺して殺人を止めさせようとする。

別の連続殺人犯「スキナー」事件が起こり、クイン刑事とデボラがペアを組み、デボラはクインの情報屋のアントン・ブリッジスと親しくなる。「スキナー」は逮捕されるが、ミゲルは釈放して引きかえにデクスターを殺させようとする。ラゲルタがミゲルの殺人の証拠を見つけたため、ミゲルは彼女を殺そうとするが、その前にデクスターがミゲルを捕えて殺す。ミゲルの弟ラモンはデクスターを疑う。

スキナーがデクスターを捕えるが、デクスターは逃げ出してスキナーを殺す。腕の骨を折りながらも、デクスターはリタとの結婚式に参列する。
第4シーズン

デクスターはリタと子供たち、そして生まれたばかりのハリソンと暮らし始めるが、殺人と家庭の両立に悩む。

引退したFBI捜査官フランク・ランディが、一都市で一定の順番で三人を殺す「トリニティ・キラー」と呼ばれる犯罪者を追ってマイアミに来る。だがデボラとフランクは狙撃され、フランクは死ぬ。

フランクの集めた証拠を基にしてデクスターは「トリニティ・キラー」の正体が、教師で教会に通いチャリティ活動を行うアーサー・ミッチェルであることを突き止める。アーサーが長年連続殺人と家庭を両立させたことに感銘を受け、デクスターはカイル・バトラーの偽名を使ってアーサーに近づいて自分の殺人と家庭の両立に生かそうとする。だがデクスターは、アーサーの家庭が見かけほど円満でなく、子供たちを虐待していたことを知り、アーサーを殺そうと決意する。

デボラは怪我から回復し、自分とフランクを撃ったのがトリニティの娘で新聞記者のクリスティーナ・ヒルであることを突き止めるが、クリスティーナは自白した後デボラの目の前で自殺する。

アーサーが少年を誘拐した時、三人を殺す前に少年を誘拐するというパターンがフランクの捜査から漏れていたことを知り、デクスターは少年を救出する。アーサーはカイルと名乗っていたデクスターを警察署まで尾行して身元を突き止める。デクスターは危険を察知してリタら家族を遠くに移す手配をした後でアーサーを殺し、誰もいないはずの家に帰る。だが家に帰った時、「トリニティ・キラー」の手法で殺されたリタと、かつての自分と同じく母の血の海の中にいるハリソンを発見する。
第5シーズン

クインはリタの殺人が「トリニティ・キラー」のパターンから外れているため、デクスターを疑い始める。リタの娘アスターは、母の死をデクスターのせいにし、弟コーディーとともに祖母と暮らすためオーランドに引っ越す。

マイアミ警察は連続殺人の捜査を始め、デクスターは犯人を突き止めて殺すが、次の犠牲者になるところだった女性ルーメン・アン・ピアスに目撃される。クインは証人保護プログラムによって隠れ住んでいたアーサーの家族を探し出すが、FBI捜査官に質問を阻止される。ラゲルタは命令違反でクインを停職にする。

ルーメンは複数の男に襲われたといい、復讐を手伝ってくれとデクスターに依頼する。ルーメンを襲った男たちはジョーダン・チェースとその周辺の人物であることがわかる。デクスターは、自分と同じ殺人の衝動に駆られているルーメンとの関係を深める。

一方でラゲルタとエンジェルは結婚を発表し、クインとデボラの仲も発展している。エンジェルが酒場でもめ事を起こした時、ラゲルタは警察の内部監査の目をそらすために、別の汚職警官リディに監査の目を向けさせ、失職させる。共にラゲルタに裏切られたクインとリディは接触し、リディはデクスターを調査し始める。

デボラと関係を深めたクインはリディの調査をやめさせようとするが、既にデクスターとルーメンの怪しい行動を目撃したリディは調査を続け、デクスターを捕え、クインを呼び出す。デクスターはリディを殺す。

リディと接触をしていたクインはリディ殺人の容疑者として逮捕される。ルーメンがジョーダンに捕えられ、デクスターは彼女を救出し、ジョーダンを殺す。殺人現場に来たデボラは半透明のプラスティック越しに二人のおぼろげな姿を認めるが、そのうち一人が犯罪の被害者女性であることを知って同情し二人を見逃す。ジョーダンが死んだ今、ルーメンはもはや殺人の衝動から解放され、新しい人生を歩むためにデクスターの元を去る。

デクスターはクインの靴に付いたリディの血液の証拠を隠滅してクインの容疑を晴らす。デクスターは自分の未来には希望があるのか疑う。
第6シーズン

ラゲルタは、売春組織の顧客名簿に名前のあったマシューズ本部長代理を脅迫し、警部に昇進する。ラゲルタとエンジェルは離婚しており、マシューズはラゲルタの後任警部補にエンジェルではなくデボラを据えるが、ラゲルタは部下となったデボラの仕事を妨害する。エンジェルの妹のジェイミーがハリソンのベビーシッターとなっている。クインはデボラへのプロポーズを断られ、荒れて酒に溺れる。

ヨハネ黙示録の予言に従って殺人を行いその徴を残す「黙示録キラー」殺人事件が連続して起こり、元神学教授のジェームズ・ゲラーとその教え子で美術品修復業のトラヴィス・マーシャルが容疑者として登場する。デクスターは、過去の犯罪を悔いて神父となり、修理工場を経営しながら犯罪者を雇って更生をはかるブラザー・サムを「黙示録キラー」だと疑って近づく。潔白と分かったあとは、悪の衝動を抑えてハリソンのよき父となるための手本として親しくなる。だがブラザー・サムは殺され、犯人を赦せというサムの言葉に背いて犯人を処刑する。

デクスターはアーサー・ミッチェルの妻と娘が殺されたことを知り、息子ジョラーが父親の邪悪な道を歩んでいることを疑う。兄ブライアンの幻影に促されてネブラスカに行きジョラーを殺そうとするが、ジョラーが邪悪な犯罪者でないことを知って見逃す。

実はゲラー教授は何年も前に死んでおり、トラヴィスの想像の中だけで生きていたことが判明する。トラヴィスはデクスターを黙示録の「獣」と呼び殺そうとするがデクスターは逃れる。


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